ある会社の電話営業のアポイント獲得率は0.7%だという。
迷惑そうに冷たく断られることもあるだろう。
100件かけつづけて、1件も取れないかもしれない営業に、ぼくだったら確実にまいってしまう。
けれど、その会社はそれをたったの0.7%と見ない。0.7%もあるのだ、と見る。
そして、営業代行を引き受ける。月に500件かければ、平均4〜5件はアポイントを取れるから、十分な商材になるのだ。
ぼくらは日頃、高い確率ばかりを求めていないか?
すぐに報われることだけを選ぼうとしていないか?
一日一日の積み重ねによって、100日後に少しだけ効果を生むようなことは実はたくさんあるのかもしれない。
ならば、1年後には、3年後には、どうなっているだろう?
「木を植える人」という本を思い出した。
逆に、ささいなことが積み重なって、だんだん死んでいくことだってある。
0.7%という数字を心に刻もう。