元々、建物は外の環境から身を守るためにつくられました。
雨風をしのぎ、外敵が入ってこれないように。
だから、中にいると安全だけれども、一方では必然としてこんな問題が生じました。
外の天気が分からない、という部屋がたくさんあって、なんだかウツウツとしてしまうことがあるのです。
そんな内にこもる感じを部屋の中から払拭して、空間に開放感をもたらすためにはどうするか。
ぼくらはずっとこのことを考えてきました。
「外の天気を部屋の中へ持ってこよう」
これがマテリアルスのめざすことです。
自然エネルギーや水を使って、オブジェを動かしたり、照明装置をつくったりして、遊ぶ。
グリーン(植物)をぼくらの制作物に組み合わて、遊ぶ。
もちろん、私たちだけでできることではありません。
自然エネルギーについては、電気クリエイターA氏のご協力のもと、
グリーンについては、ランドスケープ・アーキテクトのGREFICA(代表:国分誠司氏)のご協力のもと、
これから次々と遊びの空間を実現していきたいと考えています。