gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

映画 イージー・ライダー

1969年。アメリカ。

自由であることは、死に近いということだ、ということをまざまざと見せ付けられる映画だ。

この映画を観て、ハーレーに憧れた人たちは、同時に「死に近い」というおまけがついてくることを知っていたはずだ。それも含めて、かっこいい、と感じたのだろう。

だが、そもそも自由を象徴する「もの」を信仰すること自体、もうトラップにはまっている、といっていい。

逆に言えば、ハーレーに乗れば自由だ、という程度の自由で人々を満足させることは、社会を存続させるための上手い策略である。

映画は、そんなに簡単にはいかないよ、とピーター・フォンダの演技によって、ちゃんと忠告しているけれど。

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