gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

限界点の近く

自分を自分の限界点の近くに置きたがる習性の人がいる。たぶん私はそのタイプだ。

10代の頃から、むしゃくしゃすると全力で走った。走ると、ものの10秒で自分の限界点に到達できる。そして、それとしばらく闘う。どこまで走れたら勝ち、走れなかったら負け。そのようなルール決めをして、勝ったり、負けたりを繰り返しながら、大人になった。

スポーツには、手っ取り早く限界点に到達できる、という長所がある。だが、勉強にしろ、仕事にしろ、能力の限界点を引き出すまでやるのは、長丁場になる。また、その状態にいることを意識することなく、ズルズル時間を過ごしてしまうことだってある。

基本的に、苦しいときは、実は、最高の瞬間である。自分という人間の総ての能力を掻き集めて、ものごとに向かっている感覚を楽しみたい。私はそんな人間でいたいと思う。