gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

どのようにつくられたのだろう?

例えば、映画を観るときのこと。私はどのようにして、このシーンは撮られたのだろう、とか、どんな気持ちでこのシーンを撮ったのだろう?とつくるプロセスのことを想像しながら観る。

おそらく、つくる仕事をしていれば、何事においても、そのような視線を向けてしまうのが普通だろう。それは、鑑賞を邪魔する視線だろうか?

つくる、という視線から、自由になったとしたら、もっと映画の世界に入り込めるだろうか?

子供の頃はそのように観ていたのだろうが、もはや戻ることはできない。だが、私は今の方が映画をより楽しんでいるような気がする。ひょっとしたら、感動も今の方が大きいかもしれない。

きっと人間は、たくさんの視点を同時に一つのものへ向けることができる生き物なのだろう。視点は多ければ多いほど、一度に感じられる楽しみも多く、複合的な視点によって感動も大きくなるのではないか?