gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

コンビニで途方に暮れる

子供の頃は、極端に言えば、ジュースといえばファンタしかなかった。食料品店へ行けば、欲しいものはファンタだけだった。そして、ファンタを飲めば、幸せな気持ちになれた。

今、のどが渇いてコンビニへ行くと、たくさんの種類の飲み物が私を待ち構えている。だが、どれとして、飲みたいものが見つからない。そして、何かを飲んだとしても、あのときの幸せな気持ちとは程遠い。

選択肢が増えたことが、手にする一つの価値を下げてしまったのだろうか?

選択肢が少なかった頃の方が、なんだか幸せだった、と思っているのは、おそらく私だけではない、と思う。

単なる懐古趣味だろうか。今日も私はコンビニで途方に暮れて、立ち尽くした。