今年も夏の高校野球の季節である。
この時期は、毎日100試合以上が全国で行われていて、つまり、毎日100校以上が大会から姿を消していく。
さて、高校野球なのに、高校生ではない人がどのチームにも一人いる。監督である。
敗退したチームの監督の言葉がニュースとして流れることは多い。その中にこんなものがある。
「すべては私の責任だ。」
このコメントは、いただけない。選手全員に責任がなかったとしたら、一人ひとりは、負けをどのように受け入れればよいというのか?
高校生に高校野球大会の負けの責任を引き受けさせてやることも、唯一の社会人としての責任であろう。采配が悔やまれたとしても、監督が主体ではない。
勝っても負けても、高校野球は高校生のものだ。思い上がってはいけない。