壊れやすく見えるものが、実は何よりも丈夫だったり、逆に、表面的には、丈夫に見えるものが、実は何よりも脆かったりすることがある。
その逆説があるからこそ、この世には両方が存在し続けるのだろう。
目の前に見えるものの向こうに、何を透かし見るか？どんなものにも、じっと目を凝らすだけの価値があるだろう。
透かし見ようとしても、何も見えないことが多いし、分からないことばかりだけれど、すべてが支えあっているように見える姿がほんの一瞬、立ち現れることがある。
そんな構造を捕まえて、かたちにしたい、という欲求がある。
