私の机には、豊川稲荷でひいたおみくじが貼ってある。もちろん、「大吉」である。大吉でなければ貼る意味がない。
もうずいぶん前のものであるが、効力は失われていない。なぜなら、それを見ると神様は自分についてる、と思えるからである。
だから、それ以来、おみくじはひかないことにしている。
占いは、基本的に嫌いである。言霊というものは確かにあるようで、ネガティブなことを言われると、本当にそうなるように自分が動いてしまいそうな気がするからだ。占いの根拠は信じない。根拠のない言葉に振り回されるのはごめんである。
それでも、おみくじはひきたくなるときがある。まあ、正直に言えば、自分が弱っているときである。
そんなときに「大吉」を見ると、心が晴れる。このおみくじを失くすまで、その効力は続くことになるだろう。