gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

ビニールの窓

アラスカの小さな村では、小さなログハウスを一人で使わせてもらった。

ある朝、窓を見ると霜が降りていた。驚いたのは、それが植物のような美しい模様になっているのだ。どうしてだろうと思って近づいてみると、ガラスだと思っていた窓は、実はビニールだった。そのビニールのしわのかたちと霜の結晶のかたちが合わさって、このような美しい模様をつくったのだ。

住まいをそこで手に入るものでつくった結果として現れる、大げさに言えば、神からのプレゼントである。