私は人混みが大の苦手である。
東京にいると、人混みを歩くことなしに生活できない。前から集団が歩いてくるとうまく進めない。昔、会社に勤めていた頃は、人混みを縫うように駆け抜けるラグビー部員の後ろをついてまわればよかったが、今はもうそんな友達もいない。何度もぶつかりそうになりながらストレスを溜めている。フー
どんくさい、と言われればそれまでだが、人の動きを妨げるのが人一倍嫌いだからだと自分では納得している。風が吹き抜けるように人が動き回ることは、私が空間の設計で一番大切にしていることのひとつなのだ。風のような動きは美しい。
東京の人混みには、ぶつかってもいいと思って歩いている人が多すぎる。人とすれ違う場合の9割は、私が相手をよけていると思う。相手をよけようとしない人は特に女性が多い。・・・う、美しくないぞ。
風のようにすれ違うためには、・・・やっぱりラグビーの練習っすか?