ぼくは街で知っている人とすれ違っても気づかないことが多いそうだ。(そう相手に指摘されることが多い。)
もちろん、考え事をしながら歩いていたからということもあるだろうが、人の顔を見る、という行為が失礼に値する、という思いが他人よりも強いため、ほとんど無意識に「見ないようにしている」というのが大きいと思う。
このことは結構大きな問題かもしれない。
ぼくは上記の理由を立てて、ほとんど人を観察することをしてこなかったのかもしれないのだ。
そうではないのに、人に対して無関心に思われることがある、と思っていたが、実際にそんなところがあるのかもしれない、と思い始めた。
そんなわけで、ぼくはこの年になって始めて意識的にすれ違う人の顔を見るようになった。