gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

自分がいいと思うもの

農家は、うまくて安全なものを食べているだろう。市場へ出すものは見かけが重要だから農薬を使って表面に虫食いのないものを出荷せざるをえないこともあるだろう。だから、食べ物としての質が低いものが世の中に流通するという事態が起こる。

内装の世界も同じである。巷では、表面だけがきれいなものがつくられる。中身はみんな同じだ。それでいて、表面をデザイン、デザインと騒ぎ立てる。しかし、本当のつくり手たちは、本当によいものを知っている。彼らが研ぎ澄まされた感性で「いい」と思うもの、それは、彼らが自分のためにつくるものに見られる。世の中にはなかなか出てこない。

しかし、時代は進んでいる。多様な価値観が認められている。もう常識に縛られる必要はないだろう。

私たちは自信を持って、自分がいいと思うものを、社会へ出していこうと思う。なんとなく自ら線を引いてしまうのはもうよそう。