家族3人で近くのファミレスへモーニングを食べに行った。
サラダを食べている途中、突然妻が悲鳴をあげた。
見ると、小さなミミズがレタスの下で蠢いている。
すぐに皿は下げられ、店長が謝りに来られた。
泥のついた野菜を仕入れて、それを洗う作業が不徹底だったため、という説明があった。
ぼくは、逆にちょっと感心してしまった。
そうか、大手のファミレスでも、果敢に泥つき野菜を仕入れて調理する時代なのだ、と。
確かに、あってはいけないことではあるけれど、このような問題が100%生じないようにするために、農薬たっぷりの野菜や、工場でつくられた野菜のみに変えていったなら、本末転倒だ。
畑から来たミミズ1匹くらい、数年に1回くらいなら、ぼくらは我慢してもいいかもしれない。
問題が生じないことばかりに気がとられると、果敢な挑戦はできないし、本質は後退する。
大手の会社になればなるほど、リスクヘッジのみに一生懸命で、退屈なものしか生まれてこない、なんて思っていたけれど、大手もがんばっているのだなあ、となんかすがすがしい気持ちにすらなった。
そんな姿勢を、ぼくは応援したい。