gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

過ぎた時間

この土壁がつくられた頃の周りの風景を想像してみる。

 

昭和の初めの頃の景色。周囲の道はまだ舗装されていなかっただろう。

 

馬がリヤカーを引いていたかもしれない。

 

ぼくはその景色を、この壁が含みこむ暗闇の向こうに見ている。

 

過ぎた時間は、その暗闇に記憶されている。