夢の中で「陽向のことをちゃんと見ていますか?」と問いかけられた
これはストレートに現実とつながっている問いだ
ぼくは、日頃から「一対一で向き合う」ことの大切さを言っている
そのぼくが、子供のことをそう問われて心が揺らいだのかもしれない
一対一で向き合うとは、対象を分析するように向き合うのではない
かれの姿の向こうにあるものをつかもうとすることだ
カタチ、色、漂う空気、・・・そんなものに向き合って、対話することだ
朝早く目覚めて、もう30年前に書いた論文を探し出した
30年前にたどりついた結論は、
一対一で向き合うとは、遠くのものを近くに見ようとする、ということだ
それは、不思議なものに出会って、そこに関係性を見出そうとする視点で見ることだ
ぼくには、陽向との間で、それができているだろうか?
そう自問しながら、今日も彼に向き合う