gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

アートの価値

ゲルハルト・リヒターの展示を見ているときに、近くでカップルの彼の方が彼女に囁いた。「何なのか全然わからない」

 

こんな囁きがいたるところで聞かれた。

 

そもそも分かる必要などないし、分かった気になっても仕方がない。

 

今は本を読んで分かる、ということも必要ない。

 

何かを心に感じられるか?

 

ぼくは、彼の作品をネットで見て、そのイメージを抱きながらSTUDIO ZEFFの壁に描いた。

 

そして、今日美術館で初めて本物を見た。

 

ぼくが描いたモノとは全く別のモノだった。

 

それを確認できて、うれしかった。

 

今回はそれで十分だ。

 

そして、次に彼のことを知ってみよう。

 

お互いに高め合うコミュニケーションを、作品を通じてできればいい。