gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

リチャード・アベドン

リチャード・アベドンの写真集をアメリカで買ったのはもう30年前になる。

 

背景のないポートレートは、対象と向かい合う感覚を与えてくれる。美しく撮られたものはむしろ少ない。ドキリとするものが多いかもしれない。

 

ぼくはベトナム戦争のナパーム爆弾の被害者女性の顔のページを開いて、何か月も彼女と向き合って過ごした。

 

ぼくにとっては、会ったことがある人みたいな位置にある。

 

それがアベドンの写真の力か?