gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

色彩

モノクロームの夢しか見ない人もいると聞く

 

生きるために色彩は必要だろうか?

 

世界がモノクロームになったら、人はどのように変わるだろう?

 

 

建築家と呼ばれる人たちは、黒い服を着ている人が多い

 

なぜだろう?

 

そういえば、ぼくも黒い服を着ることが多い

 

生み出す空間もモノクロームの場合が多い

 

色彩と呼べるのは差し色程度に過ぎない

 

きっと煩を恐れるからだ

 

空間は、色がなくとも十分に材料にあふれている

 

 

でも、色彩がなくなったら、ぼくはたまらなく寂しい気持ちになるだろう

 

あっても無視して生活しているとしても、ぼくは寂しくておかしくなるかもしれない

 

無視できるのは、失うことがない、と思っているからだ

 

色彩=生、モノクローム=死

 

結局、色彩を感じるのは生きている証

 

やはり、そうなのか?

 

ぼくらは、死に満ちた生活を送っていて、生はほんの少しでよい

 

そう思って生きているのかもしれない