2018年。是枝裕和監督。
バラバラの不幸な人間たちが集まって、ぐだぐだと、でも愉しく生きている万引き家族。血のつながりはなく、そこに溜まったような人間たちがつくる関係。
日本にはどんどん貧しい人が増えているのを見ていると、未来のもうひとつの可能性のようにも思えてくる。
どうしたら、この愉しい毎日をずっと続けられたのだろう、と考えれば、明るい未来が見えてくるかもしれない。
大人数で暮らして、食卓を囲む幸せ。それぞれの笑顔を守るために、ぼくらは何を変えていくべきなんだろう?
そこに足を踏み入れていきたい。映画を観て、そう思った。