ホリエモンが「働かなくてもいい時代がくる」と言っていて、その根拠は「AIが今まで人間がやってきた仕事のうちの大半をやってくれるから」ということで、それ自体はこれまでであれば移民を受け入れて、その人たちに単純な仕事、汚れ仕事、きつい仕事は任せてしまう、という発想に類似しており、移民がAIに変わっただけかもしれない。
しかし、移民がAIに代わるということは、人間が機械に代わるということなのだから、本質的に異なる話になる。ホリエモンのこの説は、ぼくには大変魅力的に聞こえるが、知識人と呼ばれる人で、あまり真っ向から反論している人を知らない。それとも、知識人はホリエモンを無視しているのか？当然、賛成だということなのか？
「人間は人間にしかできない、創造的な仕事をすべきだ」ホリエモンは言う。
そのとおりではないか。そうでない労働は機械が担い、どうしても人間でしか無理な仕事については高給で人が担う。
創造的な仕事が無限に生まれるのか、というわけにはいかないかもしれない。しかし、好きこそものの上手なれ、という特技を持っている人は決して少なくないだろうから、それがスポーツであれゲームであれ、なんでも徹底的にそれを追及してもらう、ということはできるのではないか？それを仕事のごとく、やり遂げる人生を送る。
好きなことで生きていけるなら、ベーシックインカムでもよいという人は少なくないと思う。
好きなことをどれだけ世の中がサポートできるか？しかも、まだ根拠を持たない好きなことを・・・。
