ずっとツマブキと憶えていたが、それで検索すると俳優しか出てこない。
2月になった今も花を見かけるが、11月くらいから近所でよく見かけていたツワブキ。
この大きくて丸い葉は、壁面植物が流行り始めた頃にグリフィカの国分さんがよく使用していて、名前を訊いて以来、聞き間違えた名前を時折念仏のように唱えていたくらい気になっていた数少ない植物のひとつだ。
葉っぱで覚えていたら、ランニングなどしているときに見かけると、なんと花も特徴的ではないか。
ぼくは、外に出るとこの花に出会うのをいつのまにか愉しみにしている自分に気づくようになった。
この彩度が高く強靭そうな植物。外来種だろうと勝手に決めつけていたが、石蕗の花(つわのはな)として季語になっているくらいに日本人にとって親しい植物であったらしい。
その強靭さをぼくらに分けてもらいたい、とコロナ禍にまぶしく眺める。