上白石萌音の歌から入って、この映画を観た。この人には強い存在感がある。誰かが書いていたが、10代の薬師丸ひろ子と同じくらいのインパクトかもしれない。
声優から辿ってアニメを観るのは初めてだ。3年前に彗星が落ちて失われた町に住んでいた女子高生の役。
現在を生きる男子高生とつながって、仲間とともに町で失われたたくさんの命を救うために奔走する。
過去に戻って、こうしてあげられたら、多くの命を救うことができたのに、と、災害の後に思うことは多い。きっと、そんな思いは、遺族ならずとも多くの人が共有しているだろう。
亡くなった人とつながるためには、夢は唯一の方法だろう。
夢というものから、こんな話ができあがるのは、自然なことだ。
物理的には何も起きないことをぼくらは知っているが、心が起こすことができることは無限にある。