この10年はほとんどCDを聴かなかったが、ラジオが聴きたい、とCDラジカセを買った機会に、ずっと以前に聴いていたCDを整理してみた。
20歳のとき、初めてひとりで旅した海外は、アフリカ・ケニアだった。ナイロビのDoDoHouseという宿で一緒になった日本人の方々は、その後もずっと親しくしてくださっている。
そのうちの一人で、最も親しくしてくださった杉山さんは、昨年の7月10日に73歳で亡くなった。ぼくが大学の頃から、いろんな音楽を紹介してくださって、ぼくは20代、30代はアルボ・ペルトやゴラーキなど、静かな現代音楽を繰り返し聴いていた。
有香ちゃんからは、Third Eye。こんな音楽があるんだ、と新鮮だった。また、最近ではMax RichterやEinaudi。
好きな音楽が一緒だということは、求める波長が一致しているということだろう。同じ日本人が同じ時にアフリカを選ぶこと自体、すでにその条件を満たしていたのかもしれない。