gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

日本の未来

令和の時代が始まった。

 

これから日本は、どのように変わっていくのだろう?

 

1998年(平成10年)に興したグリッドフレームのキーワードは、この20年で次のように変遷してきた。

 

「汚しうる美」

「なるの空間」

「創造性の連鎖」

「とりかえのきく世界、きかない世界」

「SOTOCHIKU」

「記憶の伝承」

 

元々、外部性の魅力をどのように空間に取り込むか、を巡って、試行錯誤を重ねてきた20年間だったと言えるが、だんだんと時間性に重心が移りつつあるのは、時代の要請と自分自身が年を重ねたことによるのだろう。

 

東北の震災から絆という言葉がクローズアップされてきたが、主には横のつながりを意味してきたと思われる。今の時代に足りないのは、縦のつながり、すなわち脈々と続いてきた時間のつながりではないのか。

 

ぼくらにできることがある、と実感するこの頃だ。