SOTOCHIKU素材を集める拠点を置かせていただいている鋸南町での中央公民館で今までの活動の報告会をさせていただいた。
50人もの方々に集まっていただき、感謝に堪えない。遠くから来ていただいた方もいらっしゃったし、町長、副町長もお越しになった。
鋸南町は魅力的なSOTOCHIKU素材に溢れている。それを寄付していただき、遠くの町の空間プロジェクトに使用する。
「鋸南町には、東京にはないゆったりとした時間が流れる」
ゆったりとした時間とは、自分が心惹かれるものに対して一対一で向かい合う時間をいう。
そして、愉しむ、とはこういう時間のことをいう。
でも、この認識が一般的なものとなって広がってしまうと、金銭的価値につながってしまう。
そうすると、資本が入ってきて、かけがえのない風景を味気ないものにかえてしまうのだ。
空間をつくる者にとって、SOTOCHIKUは最後の砦ではないか、と思っている。
一対一に徹底的にこだわり、唯一無二をつくることを繰り返して生きていく。
一般性を追求し、商品化していくアップサイクルとの違いはここにある。
伝えたいことは伝わっただろうか?