2018-07-23 海を写し取る プロジェクト 2018.7 ぼくらが海染(うみぞめ)と呼んでいる素材のつくり方がある。 海へ行って、写真を撮ることに似ているが、カメラはいらない。 鉄の板を、ある日時、ある場所の一瞬の海につけると同時に引き上げて、波のカタチを写し取る。 錆としてカタチが浮かび上がるまで、数週間待つ。まるで、フィルムカメラを現像に出すように。 鉄の板に、波を境界とした空と海の風景が現れる。これは、2018年6月3日(日)14時6分の波のカタチだ。 その一瞬を永遠に刻む。 耳を澄ませば、潮騒の音が聴こえる。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場