gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

なま

「つくる」という行為は、ともすれば、なまの存在を覆い隠していく、という結果につながってしまう。

常に、なまの存在を意識していることが肝要で、それを忘れてしまった途端に、なまの存在はぼくらの世界から消滅してしまう。

ぼくが学生の頃は、「ディズニーランド的世界」と呼ばれていた世界が、町中を膜で覆ってしまう。

いっそこの膜を融かしてやりたい。だが、徹底的に取り除きたいわけではない。

半端に融かすことで、なまの存在が見え隠れするような状態。

それが、いちばん心が目覚める環境ではないか。


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