一方で、ぼくらは自分をとりかえのきかない存在として大地に繋ぎ止める必要がある。とりかえのきく存在としてのみでは、魂の拠り所を失って、根無し草のように宙をさまよってしまう。
魂の拠り所としての<とりかえのきかない世界>には、次のような特徴がある。
<とりかえのきかない世界>
・混沌の世界(そのままでは意味がないが、自分が向き合えば発見の可能性がある)
・無限に開かれた世界
・絶対的に一人として存在する
・性質は比較されない
・一対一の関係(自分の目でモノを見る)
・相手を目的として見る
・出来事は一回きり