(出典: https://lessonslearntlastnight.files.wordpress.com/2013/03/tumbleweed3.jpg )
炭火焼イタリアンcaccia al tesoroの入口内部付近に自然エネルギーを利用して、ある仕掛けをつくった。
モチーフにしたのはtumbleweed(回転草)だ。
お店のテーマであるbarn(アメリカの農村地域にある畜舎)のあるような平原を、風に吹かれてゴロゴロ転げまわる植物で、映画「スケアクロウ」などにも出てきて、アル・パチーノがこれをよけてふざけて見せるシーンがあるなど、あちらではおなじみのものだ。
ホコリのかたまりかと思って見ていたが、まさか植物だとは思わなかった。
風に吹かれて転がりまわって、種をまき散らすらしい。自然のしたたかさが感じられる。
そんなtumbleweedが、風の強い日には看板とともに設置した風車が回るのに合わせて、風力発電で起こした電力によってグルグル回る、というものをつくらせていただいた。
わりと強い風が吹かないと回らないようにつくったため、荒天の日だけ回る。「お足元の悪い日にわざわざありがとうございます!」という感じで入口で出迎える役目を果たすだろう。
照明が壁に影を映し出すため、店内の人は影が動くのも楽しめる。
外の天候を屋内で感じられる、という良さもある。
今後、積極的に自然エネルギーを利用した楽しい仕掛けをつくっていこうと思っている。