「大どろぼうホッツェンプロッツ」という子供向けのドイツの本を毎日一章ずつ陽向に読み聞かせをしている。
完結編である第3巻で、大どろぼうで大悪党のホッツェンプロッツは、どろぼうを辞めてまじめに生きようと決心するが、周囲はなかなか信じてくれない。
ようやく周囲が彼の改心を認めたとき、さて、どうやって食っていこうか、という話になる。
リアルである。ドイツらしい感じがする。そう、そこが誰にとっても問題なのだ。
結局、森で「どろぼう料理」のレストランを開くことになる。
「空間はぼくたちに任せてください、ホッツェンプロッツさん」と言いたくなった。