gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

「家」としてのお店


まだ、いろんな職業が家庭の単位で成り立っていた頃

肉屋さん、八百屋さん、布団屋さん・・・

小さなお店がいたるところにあった

そして、

肉屋さんの子供は肉屋さんに、
八百屋さんの子供は八百屋さんに、
布団屋さんの子供は布団屋さんに、・・・

ふつうに、そう信じられていた



けれど、

たくさんあった小さなお店は、瞬く間に
大きなシステムの中に取り込まれて消えていった

肉屋さんの子供は会社員になり、
八百屋さんの子供は学校の先生になり、
布団屋さんの子供は役人になり、・・・

世界へ飛び出したのだから、
夢や希望がないわけじゃない

が、その「世界」はいつも自由に旅をさせてくれるわけではない



きっと、もう職業は家庭の単位では成り立たない時代なんだろう

2年でやめるつもりで、二人で花屋さんを始めた

そして、来る仕事に必死で対応しているうちに、
いつのまにか10年の時が流れた

喜ぶ顔を見て喜ぶ、シンプルな毎日の中で
心は自由に旅をしている



未来には、再び職業が家庭の単位で成り立っていくときが
新しいかたちで訪れる


このお店には、そんな希望が見える



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