gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

美容室 HoekHoek

ぼくらは一生のうちにどのくらいの数の本を読むことができるだろう?

たぶん図書館にある本の中のほとんどは、
ぼくにとっては背表紙を拝むだけの存在にすぎない

それぞれの本はその内に秘めた世界を持ち、
読まれることによって初めて世界を開示する

本を印刷工場でつくった人でさえ、
その世界を知らない

いつか、表紙がめくられる瞬間を心待ちにしながら
世界は眠っている

そう、図書館は、永遠の可能性を秘めた森だ

「ことのは」といわれるように、本は葉で、本棚は木

ぼくらは森をさまようように
ぼくらそれぞれに必要な言葉をさがす

そこは、自分を発見できる可能性に満ちている


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