皇居の周りをほぼ一日おきに走っていると、だんだん持久力がついてきて、体力の余裕を残して走り終えることができるようになってきた。
以前は、あそこまで走ったら終わりだからがんばろう、という気持ちで走っていた。4度マラソンを走ったこともあるが、いずれも30キロを過ぎると力を使い果たして、くたくたでゴールしていた。
いつも全力でなければ気が済まない、競馬でいえば逃げ馬のタイプで、力尽きれば終わり、ということをいろんなことで繰り返してきたと思う。それが誠実だと思っていた。
だが、それは力不足だったと今は思う。
力を温存しつつ付いて行き、最後のカーブで勝負に出る差し馬の走りがこれからはできるかもしれない。