gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

砂漠と森

かつてぼくは世界を砂漠のように見ていたのだと思う。

現在がきついとき、世界は枯渇しているように思うと、ただ息苦しくなってくる。そのとき、未来は閉ざされて見える。まるで世界には現在しか存在しないかのように。

だが、実際は世界は決して枯渇などしていない。その証拠に、現在もぼくは愉しく生きている。

世界は、混沌とした森だ。

その森は豊潤で、たっぷりとしたイノチが姿を見せることなく蠢いている。・・・今はこんなふうに世界を捉えている。

その森には、現在・過去・未来が蠢いている。

だから、現在がきつくても、うろたえることはない。

どんなときも、一歩も下がる必要はない。

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