gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

カラトラバ

カラトラバは、建築家の中でも異色の存在感を放っている。それは、数多くの橋をデザインしている、というところから来るのかもしれない。

制約を感じさせない、自由なかたちが、のびのびと実現している感がある。作品群は動物の骨を想起させ、どれにもプリミティブな力が秘められているかのようだ。

質量のある塊の、シンプルな造形の強さが、青空を背景に白く浮かび上がる。

そもそもアーティストに橋を設計させる土壌を持つ国は、スペイン以外にどのくらいあるのだろうか?

きっと彼の脳はとても気持ちよく、これらのかたちを生みだしているのだろう。そのように想像させる力を作品群が持っているということに、私は憧れを抱く。

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