gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

素材

あらゆるものを素材として見る。

それが、グリッドフレームの空間づくりの基本方針だ。

あるものを素材として見る、ということは、それに与えられた意味を剥ぎ取って見つめる、ということだ。

そうすることによって、あらゆるものは無限に意味を変容する可能体となる。

それは「もの」にとどまらない。あらゆる「こと」もそれらに与えられた意味を剥ぎ取って見つめることができる。

そして、あらゆる「こと」も無限に意味を変容させることができる。

ただし、自由自在にできるわけではない。自分の洞察力の範囲内で、である。

だから、目の前にあるものの向こう側が見えるように、ものやことを見つめる。

(つづく)

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