2012-03-06 悲しみ 雑記 2012.3 悲しくて陽向が泣く。悲しくて叫び続ける彼が眠るまで、抱いたまま立って、ゆっくりとしたリズムで背中をたたきつつ体を揺らす。悲しみは波のようで、大きく振れたかと思うとしばらく姿を消してはまた大きく振れる。その繰り返しの中で、ほんの少しずつだが振幅を小さくしていく。その変化は彼も気づかないくらいだろう。だが、確実に波は減衰していく。2時間も経っただろうか、ようやく寝息が聴こえてくる。彼は悲しみをひとつ越えただろうか? ← グリッドフレームのHPはこちらです