gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

本 世界共和国へ 4

「国家は政府とは別のものであり、国民の意志から独立した意志をもっていると考えるべきです。」(p.113)

国民が国家に反対する意志を持ったとしても、国家は国家自身の意志で動く。それは、国家は内部に対する以上に、外部(他の国家)に対して存在するものだから。

例えば、全国民が戦争に反対しても、国家が他の国家に対して主権を保つために、戦争は始まる。それは、誰も止められない・・・ということだろうか?

国民が国家の決定に従わなかった場合、国家権力は暴力装置に変わる。暴力によって、国民を従わせる。

誰の意志で決定するでもなく、国家が存続するために・・・問答無用か?

では、国民が暴力に屈しない場合はどうなるのだろう?もしくは、別に国家がなくなってもよい、と結論した場合はどうなるだろう?

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