ＡＫＢ４８

ラジオ番組で興味深い話を聞いた。

ＡＫＢ４８のひとりひとりの顔と名前を一致させることができる人は少ない。モーニング娘がひとりひとり服装が違ったのに対し、ＡＫＢ４８は全員が同じ制服を着ていることを指摘し、「現在の若者の上昇志向のスタイルは、ナンバーワンをめざすのでも、オンリーワンをめざすのでもなく、みんなでナンバーワンをめざす、という傾向がある」というようなことを言っていた。

ひとりで目立つことはダサいのだそうだ。だから、かわいいと思った服があれば、二人以上で一緒に着る。

友達がいない、ということは恥ずかしいことで、ひとりで弁当を食べる姿を見られるくらいなら、トイレで食べる。「便所メシ」という言葉があるそうだ。

私はひとりでいることがかっこいい、といわれる時代に育ってきたから、その価値観はほとんど真逆といえる。

生きるテクニックとして、友達をつくるのだろう。本当に互いを必要としているわけではないのだ。単に、ひとりで弁当を食べて笑われたくないために、友達になるくらいなら、ひとりでいて笑われていた方がよい。･･･と言い切るのは無理があるかもしれない。