最近お会いした方が、「尊敬する人」として、江頭２：５０を挙げていた。理由は、「根拠のない自信」があること、だそうだ。
テレビで数回観た程度だったので、youtubeでいくつかの動画を観たりした。
「俺の夢はのたれ死にだ！」とか、彼の語録もあるらしい。出入り禁止の放送局もあるようで、最も過激な芸人として知られているようだ。
出演で死にかけたこともたくさんあるとのこと。彼が死を覚悟して、芸人・江頭２：５０を演じているのは、どうやら嘘ではないようだ。観ていて、怖いと感じることもある。それでいて、なぜか笑える。
観客に人間ダイブをしたりして、怪我をさせたりもする。
橋田壽賀子や畑正憲に、突然抱きついてディープキスを強要する。
台本のない世界へ、周囲を強制的に連れて行く。不安定な場をつくり、客を引かせる。それがネタになる。
考えていないと思わせて、考えているのだろうか。･･･いや、やはり考えていないだろう。彼は、ある方程式を決めて、それに従った答えを反復しているだけである。（決めるところまでは考えただろうけれど、きっと遠い昔の話だ）
それは、なぜか、第二次世界大戦で、日本が撃ち落され続けても決して特攻をやめなかったことを想起させる。
もちろん、彼には「根拠のない自信」があって、目的である「笑い」に到達している、という違いはあるけれど･･･。
