今朝、ついに君は生まれてきた。プルンと出てきた体は、丸々としていて、「大き〜い」という助産婦さんの声とともに、君は泣き声をあげた。
君も、君のお母さんもとってもがんばった。お父さんもほんのちょっとがんばった。３人でくたくたの日曜日の朝だった。みんな、がんばって生まれてくるんだなあ。
助産婦さんが、体重や身長を測ってくれている間、君は泣き続け、足や手をバタバタさせていた。そのあと、お父さんは、初めて君を抱かせてもらった。｢陽向〜っ」とそっと声を掛けてみた。君は泣き止んで、おとなしくなった。そのはずである。もう去年の６月から、お母さんのお腹へ向かって、二人でそう声を掛け続けたのだから、きっと自分の名前を知っているはずだ。
この名前は、「太陽と重力の綱引き」というタイトルで、ベランダのトマトの木について書いた日に思いついた。
http://d.hatena.ne.jp/yogosiurubi/20090620/1245491125
太陽へ向かって、生きていこう。
（私たちの赤ん坊のことを気にしていてくださった方々へ、深い感謝の気持ちをこめて、無事生まれましたことをご報告させていただきます。）
