gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

逸脱行動とABCD分析

逸脱行動とは、何を逸脱するのか?

 

一つは社会で決められたルールを逸脱する、というケース。このルールは「道徳」と呼ばれることがある。

 

もう一つは、人としてやってはいけないことをやってしまうケース。このルールは「倫理」と呼ばれることがある。

 

一般には、道徳と倫理を使い分けていないケースも多いが、ぼくとしては分けて使った方が都合がよい。

 

なぜならこのように分けると、道徳はCAの領域、倫理はBCの領域に属する言葉として、明確に分けられるからだ。

 

だから、逸脱行動がCAの領域ならば、場によってはやってもいい場合もある。行動を正すには、空気を読む力を要求される。

 

一方、BDの領域ならば、逸脱行動はどんな場においても許されることではない。

 

だから、徹底して正されるべきは、倫理に反すること、である。

 

問題は、法律で取り締まられるのは道徳に反することに対してであって、倫理に反することではないことが多いことだ。

 

今問題になっている自民党の脱税議員たちは、倫理に反していても法律的に逃げられればいい、と思っているのか。

 

BDの領域からフィードバックしてCAの領域を正していく。・・・それしかない。