オフィスとは会社のルールを共有する閉じられた場であるから、基本的にCAの空間としてある。
そのような空間では、経済的に守られることが保証されるが、閉じているがゆえに一旦ハラスメントが起これば、それが悪の連鎖となって蔓延してしまう。
ジャニーズ問題や宝塚問題はその表れである。蔓延しているハラスメントは延々と隠蔽されてきたのだ。
現在、カウアン・オカモトに始まった告白により、ジャニーズ、宝塚と関係のない閉じられた空間からも、同様の被害告白が出始めている。
安富歩氏はこのような告白を「脱ハラスメント」と呼んで、悪を正す正義の連鎖が起こっていると説明する。
これまでのオフィス空間は、ハラスメントを起こさないことを考えてこなかっただろう。
ぼくは一対一で向き合うBDの空間を、オフィス空間にそうっと置いていくことを今始めようと思っている。