陽向と外苑1周の競争を始めたのは、何年前からだろうか。
ぼくが6分をきるくらいで、陽向は走り続けることすらできなくて8分以上かかっていたなぁ。
小学3年生の頃に7分台で走れるようになって、その後長く体調を崩して、早く走る気力もだんだん失われてきて、小学生の最高記録は3年生の秋のままだった。
ここからが陽向の復活劇の始まりだ。
中学生になって、背が急に15センチ以上も伸びて、足も急に速くなってきた。走ることの気持ちよさを取り戻して、毎日平気で5キロ以上走れるようになった。
ぼくは競争と呼べるようになるのをずっと待っていた。それが1年前くらいだろうか?
今日、2023年10月28日(土)は、父親としての息子に対する敗戦記念日。外苑1周を陽向が5分45秒、ぼくが5分49秒。
こんなにうれしいことはない。もちろん、悔しいけれど。