gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

知覧特攻平和会館

ずいぶん前からここの話は聞いていたが、訪れるのは初めてだった。

 

どのように書けばよいのか、複雑な気持ちになる。

 

1945年3月の時点で日本が降伏していたら、この特攻もなかったし、東京などの大空襲もなかったし、沖縄戦もなかったし、原爆も落ちなかった。

 

負けが見えていたのに、なぜ続けなければならなかったのか?

 

特攻へ行った者たちも、負けることを知っていた。

 

大戦最後の半年を戦っていなければ、日本はどうなっていたのだろう?

 

日本はその後の高度経済成長を経験しなかったのだろうか?

 

そして、バブル後の失われた30年も経験しなかったのだろうか?

 

ぼくらは今、何をしていただろうか?

 

そのような仮定の話を、ぼくは好きではないが、それくらいしか考えることが浮かばない。