SOTOCHIKU素材の寄付による寄付控除は、SOTOCHIKUを進める大きなエンジンだが、そもそも寄付控除は所得税額からの控除であって、すでにお仕事から引退されたご老人などがSOTOCHIKU素材を寄付しても、寄付控除というメリットは生まれないことを講演の後にある方がご指摘してくださった。
それはとても大きな問題で、今から対策を考えねばならない。時間を記憶したモノを所有されている方は、そのようなご老人が大部分を占めるからだ。
規模の小さいGRIDFRAMEの活動は成立するかもしれないが、それでは社会的に貢献できないだろう。
今後、SOTOCHIKU協会化により、多くのアーティストや建築家がSOTOCHIKU素材を使用できるようになれば、社会的な活動になるかもしれない、という希望を持った矢先にこの問題が現れた。
多くの人に助言を求めて、SOTOCHIKUという過去と未来をつないでいく活動を広げていきたい。