gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

消えそうな体温

削られて消えてしまいそうな人間のカタチは、それが消えそうであればあるほど、この空間に体温を与えてくれる。

 

それは、すべての人間にとって避けられない体験が生む温度であり、そっぽを向いてはいられない。

 

直視することを許さないと同時に、目を背けることを許さない。

 

冷たいコンクリートの壁だからこそ、その温度差も大きい。