2016-09-12 鉄と重力 プロジェクト 2016.9 比重7.85の鉄を使った空間はその重さゆえに、人に重力の方向を感じさせる。重い方向だけではない。その加工の容易さのため、どこまでも細い、薄い材もあるため、一方ではどこまでも軽い方向も感じさせることが可能だ。その重力方向の軽さと重さのコントラストが、無意識的に空間の鉛直性を印象付けるのだ。比重の軽い素材のみでつくられた空間では、この背筋が伸びるような感覚を得ることが難しい。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場