gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

サンタと父親

陽向は今もサンタクロースを信じているらしい。

 

だから僕には欲しいモノを頼まないし、彼によれば、サンタにも頼んでいるわけではない、ただ、心で思うだけだ、と。

 

それじゃあ、分らんじゃないか!

 

・・・ということになるが、そこは子供だ。誰かには、心の中を悟られてしまう。

 

母親が彼が念じているのを偶然聞いた、ということだ。

 

今の彼の記憶は断片的なので、言った言わないは曖昧で、どうやら憶えていない。

 

というわけで、目が覚める前に、それをそっと枕元に置くことができた。

 

小学生最後のクリスマスプレゼント。来年はもうサンタクロースからではないかもしれない。